鏡の法則。
目の前に立つ講師が
明るく元気いっぱい、
ポジティブな言動を取り続けると
少し大人しく斜に構えていそうに見えるご受講者でも
姿勢や言動が変わってくる。
頭が良く、賢く、
「日本のインフラを牽引している」という自負。
日常での凄まじい業務の疲れ。
上司との関係性…
色々背負うものもあったかもしれない。
でも、そのご受講者達を纏う空気が
グーッと変わった!!!
ハードなタスクと幾つとなく向き合い、
やり遂げて頂く今日の研修の中でも、
時に笑顔、時に和気藹々とした声がけも。
サブ講師である私のコメントにも、
メイン講師にも、
前向き&素直に受け止める姿に感動。
この企業さまをこの2年間何度となく訪れている分、
知っている分、何だか様々な可能性を感じ、
また一方で自分自身の立ち位置を内省する。
…今日、メイン講師Mさんが活用された
数多い事例の一つが、
先日来日した際に
沢山の愛溢れる問いかけを残されたローマ教皇、
フランシスコ教皇のスピーチ。
「多くの人が、
人と上手にかかわることができずに
心が〝ゾンビ化〟している」
「私たちにとって最も大切なことは、
何を持っているか、何を得られるか、ではなく、
誰と(人生を)共有できるかということ。
『何のために生きるのか』ではなく、
『誰のために生きるのか』に
フォーカスすべきなのだ」
4月に東大の入学式で
深くインパクトあるスピーチをされた上野千鶴子氏も
日本のエリートの卵たちに、
「自分自身が勝ち抜くことだけを目指すのではなく、
恵まれない人々に手を差し伸べることに
目を向けて!」
という趣旨のことを仰った。
…人は、今自分が強い立場であっても、
何がキッカケで
いつ、
どこで、
弱い立場に落ちてしまうか分からない。
今は強い立場であっても、
その立場は
例え自助努力の上にあったとしても、
引き上げてくれたり後押ししてくれた
〝環境〟が大いにあってのこと。
その感謝を忘れるなかれ。
受けた感謝は、
自分ができうる範囲で手を差し伸べることができる
方々への愛の恩送りを。
…私自身、正直なところ、まだまだ。
どこまで広い視野でそれが日々実践できているか?
そんなレベルではない。
でも、まずは身近なところから。
手を差し伸べるべき存在があったら
せめて目を瞑らない。
存在を分かち合い、
改めて何が今できるか考えてみよう。
まずは、身近なところから。
明日お会いするご受講者の方々にも
そんな気持ちをそっと差し伸べられますように。
沢山の想いを頂き、感謝し、祈り、
小さな誓いを胸に抱く…
新幹線の中です。