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マインドフルネスを想う




私たちの日常は、

「できること」「やるべきこと」「やりたいこと」に

追われている。



たいていの場合、

「できること」を期待され、

「よろしくね!」と任される。



「やるべきこと」は役割として与えられ、

「評価のためにもやらなくては…!」と

プレッシャーと共に向き合う。



そして、肝心の

「やりたいこと」は

大概にして”二の次”となり、後回し…。



これは、家庭においても組織においても

同じかもしれない。



それぞれを行っている時に、

割り切って集中できていればいい。



が、実際はどうだろうか?



私は、仕事が立て込んだり、

「やるべきこと」が重なりすぎたりすると

過度なストレスを感じることがある

その時はたいてい、

”割り切って集中”し切れない。

真逆の”気もそぞろ”状態で、

多くの場合、実は効率も悪くなっている。



それはそうだろう。

集中し切れず、

行動は「やるべきこと」

頭は「それ以外のこと、気になること」で

自己一致していないのだから!



私がマインドフルネスという概念に出会ったのは

もうだいぶ前。

カウンセリングの世界でも、

ポジティブ心理学の世界でも、

”頭では”学んできた。



ひと言でいうならば

「今ここ」。



「今ここ」この一瞬を、

集中し切って満喫できているか?

心技体一つとなって、

呼吸、血の巡り、

全身全霊が一つのことに向かっているか?



こんな風に捉えている。



しかし、”頭では”分かっていても、

なかなかできないのがツライところ。



「マインドフルネスを実践するのに

 最適な場は日常生活だ。」

「いったん日常生活のあらゆる瞬間に

 マインドフルネスをもち込めるようになったら、

 人生の質が劇的に変わるだろう。」

(『サーチ・インサイド・ユアセルフ』P94より抜粋)



グーグルでも大きな成果を上げた

マインドフルネス実践法。

実は日常がカギ!



修行僧のようにお寺にこもらなくても、

森林豊かな田舎で静寂の時間を送らなくても、

日常で、”マインドセット”さえすれば

マインドフルネスを感じることができる。



忙しくてイライラする時ほど、

例えば深呼吸してみる。

今、自分が何を思い、考えているか見つめてみる。

カラダがどういう反応をしているか、

自分自身で感じてみる。



「あ、”やらなきゃ、やらなきゃ”と思うだけで、

 何も手についていなかった」

「思った以上に、左肩が張っている!」

「表情が随分”こわもて”になっていた」



自ら気づくだけでも、

マインドフルネスに近づいているかもしれない。



”気もそぞろ”で知らず知らず効率の悪い時間過ごすより、

”マインドフルネス”=”今ここ”で、

過ごす時間の質を上げる。



時間の質は人生の質。

私も、どんどん質を高める人生にしたい。